痛風

痛風の合併症 腎障害

痛風は、発作だけでなく、合併症も注意が必要です。
痛風は、高尿酸血症になると尿中の尿酸濃度が高くなり、それに伴って尿酸塩をを作ってしまうことで発作が出ます。
腎臓は尿酸をろ過するので、尿酸塩が多く存在すると腎臓組織にもその尿酸塩が沈着してしまい、腎機能の低下を招いてしまうことになります。
このような状態を腎痛風と言います。
尿酸のコントロールがうまくいかないと腎機能はますます低下し、最悪の場合腎不全となって透析治療が必要となってしまいます。
さらに高血圧や高脂血症、糖尿病などを併発していると、腎細動脈が動脈硬化を起こして腎硬化症にまで至ることもあります。
腎機能が低下するということは尿酸排泄能力の低下も意味するため、痛風は悪化することになり、悪循環となるのです。
腎障害が出たら、薬の服用と食事療法で血中尿酸値を下げて、これ以上腎障害が進まないようにします。
ただし腎障害の程度によって薬の量は加減しなければなりません。
また薬物療法と併せて尿路管理も行います。
尿酸が結晶化し沈着しないように尿のphを一定に保ち、水分の摂取を多くして尿の量を増やす必要があります。

痛風の合併症 尿路結石

高尿酸血症になると尿の中に排泄される尿酸の量が増加するとともに、尿中のPHが酸性に傾くため、腎臓や尿路系に尿酸が沈着しやすい状態になります。
この尿中の尿酸結晶が集まる事で結石となり、腎臓から尿管を経て膀胱に落ちていく過程で尿管の細いところで詰まるため、臓器を傷つけたりします。
この結石を尿路結石といいます。
これにより激しい腹痛に襲われたり、血尿が出たりします。
痛風患者の3割に尿路結石が起こるといわれており、そのうち2割は痛風発作の起きる前に尿路結石が起こっていると言われています。
健康な人と比較すると、痛風患者の尿路結石にかかる確率は非常に高いのです。
尿路結石の成分は尿酸が半分、それ以外はシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムです。
そして、尿酸結石はX線写真に写らないため、エコー検査によって発見されます。
尿路結石の成分を調べることで自分の血中のことがわかり、尿路結石のできた原因や今後の治療方法についての参考となる情報を得ることができるので、尿とともに排泄された結石は病院に持参しましょう。
今後の治療に役立てることができるでしょう。